手彫りだからこその味わい
結婚指輪の彫り文字のほとんどはレーザー製
結婚指輪に刻まれる文字のほとんどは、レーザー刻印によるものです。専用機械に指輪を固定します。固定した指輪に、レーザーを当てることにより文字を入れていきます。レーザーの熱で金属を焼いて文字を刻みますが、だからとはいえ指輪が傷むことはありません。
またレーザー刻印は自由度が高く、機械に読み込ませているフォントであればどんなものにも対応可能。文字だけではなく、イラストの刻印もできます。さらに値段も安く、時間もそこまでかかりません。
手彫りで文字を刻む
レーザーの他に、手で結婚指輪に彫り文字を施す方法もあります。レーザー刻印を手掛けている店と比べると、実践している店はかなり少ないです。手彫りを実施している店を探すだけでも、かなり大変な作業と言えるでしょう。直接手で作られた彫り文字は味わい深く、独特の風味があります。またダイヤモンドがはめ込まれているのかと思うほど、キラキラと輝く場合も。手彫りの場合、金属を削った部分がきらめくようになっているからです。
手彫りで使われる道具について
結婚指輪の刻印を手彫りで進める際、使われるのがハンコのような道具です。見た目はタガネそのものですが、先端に文字がついています。文字がついている先端部分を指輪に押し付け、カンカンと叩けば指輪に文字がつきます。文字にすると簡単な作業に思えるでしょうが、大変難しく数ミリのズレも許されていません。
難しい作業のためか、手彫りの彫り文字となるとどうしても時間はかかります。一文字ずつ丁寧に進めていくため、凄腕職人であっても手掛けられる文字数には限りがあるのです。
時間がかかるが味が出る
結婚指輪は一生に一度のもの。だからこそ「世界に1つしかない結婚指輪が欲しい!」というのであれば、手彫り仕様の彫り文字が施されている指輪がおすすめです。手彫りであれば、間違いなく世界に1つだけのもの。2人の愛情と職人の魂が込められた結婚指輪は、どこのブランドよりも光り輝いています。
レーザー刻印がどんなに進化しても、手彫りの味を生み出すのは不可能です。